プロフィール~なぜ叔父は死ななければならなかったのか~

どうも、もりくみこです。

このブログでは、成年後見人と裁判所に殺された統合失調症の叔父の実話をお話します。

「殺された」というと、ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれません。

確かに、後見人や裁判所が叔父に直接手を下したわけではありません。

しかし、成年後見制度がきちんと機能していれば、叔父は今でも間違いなく元気に生きていたことを考えれば、叔父は、文字通り、成年後見制度に「殺された」と言えると、私個人は考えています。

統合失調症は、100人に1人がかかる病気です。

日本で2022年現在、認知症になっている人は約443万人(有病率は12.3%)です。

高齢者の約8人に1人が認知症になっている計算です。

つまり、あなた自身をはじめ、あなたの親や兄弟など大切な人が統合失調症や認知症で、成年後見制度を利用しなければならなくなるのも、もはや他人事ではないのです。

例えば、あなたには、適切な施設に入所できる十分な財産があるにもかかわらず、成年後見人によって、統合失調症や認知症であることを理由に、あなたの意志に反して、精神科の閉鎖病棟に亡くなるまで入院させられていても、あなたは平気ですか。

あなたの愛する家族が同じ目に遭っても、大丈夫ですか。

恐ろしいことに、日本の法律では、成年後見人は、被後見人の意志に関係なく、本人に代わり被後見人の財産を【自由に】使うことができるのです。

叔父は、両親が遺してくれた不動産の収入が年1000万円あり、閉鎖病棟以外の施設に入所する財産は十分ありました。

任意入院だったので、叔父は希望すれば退院することができましたが、成年後見人は、

  • 叔父の退院支援をするどころか、叔父は「退院の見込みがない」と事実に基づかない理由で裁判所の許可を得て叔父の自宅を解体し、叔父の家が建っていた土地に成年後見人自身の自宅を建て、
  • 現金確保等の必要性が何もないにもかかわらず、叔父の預金で満室のアパートの入居者に立退料を支払って退去させ、アパートを解体し駐車場に転用し(賃料収入が激減する行為なのになぜ??)、
  • 現金確保等の必要性が何もないにもかかわらず、叔父が相続した土地を売却し、
  • 叔父に経済的利益が何もない事案で調停を申し立て
  • 本来必要無い上記の行為について、通常の後見人報酬にプラスして、より多くの報酬を得ています。

ちなみに、成年後見人が売却したお陰で、整形地だった祖父代々からの土地は凹んだ形になり、資産価値は減少しましたが、お咎めはもちろん、何の補償もありません

成年後見人が、被後見人の利益にならないにもかかわらず、自由に被後見人の財産を使えることを認めている現民法は人権侵害も甚だしい悪法としか言いようがありません…。

あなたやあなたの大切なご家族に同じことが起こっても、法律を変えない限り、あなたが成年後見人を訴えても、あなたの訴えが認めらることはありません。

叔父は、成年後見制度の数多くの犠牲者の一人に過ぎません。

このブログの目的は、叔父が経験した成年後見制度の悲惨な実体験をお伝えすることで、

  • 皆さんに成年後見制度の悪しき実態を広く知ってもらい、
  • 成年後見制度を廃止、または、少なくとも「非公開」の現状から「限定公開」にし、かつ、後見事務に関する具体的な方法を定めた規則を制定し、利害関係人も制度を監視できる状態にすること

です。

後見制度の廃止または制度の透明化に少しでも共感いただけたら、署名活動ページからご賛同いただけると嬉しいです。

このブログが皆さんの少しでもお役に立てば幸いです。

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